鋸南町への水力発電導入について

小水力発電.jpg
購読しているメルマガに「国際派日本人養成講座」というものがあります。最近の記事で水力発電について取り上げられていました。最近の水力発電はかなり効率が良くなっていて、ちょっとした高低差や用水路などに仕掛けても十分な発電が行えます。何年か前に話題になって面白いなと思ったので、久しぶりに思い出しました。

No.1142 小水力発電 ~「和の国」のエネルギー
http://blog.jog-net.jp/201912/article_1.html
株式会社ZEエナジー
http://www.ze-energy.net/product/small_hydropower/

今回の台風で鋸南町では暴風の被害は大変でしたが、より広い範囲では停電と断水でした。

鋸南町では勝山/保田にそれぞれダムがあるため、浄水場からの水道水を遠くに送り出すポンプは停電で動かなかったものの、ポンプを使う必要のないエリアは断水することはありませんでした。自前で水道を持っていない金谷・竹岡に比べるとその点は幸いした部分でもあります。

都市ガスではなくプロパンなので火が使えなくなることもなく、結局最後まで困ったのは停電ということになります。(山間部は断水が長く続きました

生活に必要なものを独自に用意する仕組みって、やはり大切だと考えたところです。別の地域の限界集落では未だ電力復旧せず、ボランティアが設置した太陽光パネルによって井戸のポンプを動かして飲み水を確保しているとも聞きました。

山深い房総では、今回のような大災害では地域が孤立し、生活インフラが寸断される危険が常に付きまといます


関東大震災では首都東京が壊滅したために救援の軍隊は東京に集中、被災2週間ほどたってから南房総に軍隊がようやく展開するような状況でした。災害が広域になれば地方の田舎に対する支援の手はどうしても後回しになります。(関東大震災では横浜ですら後回しになった


そうなれば支援が来ないことを前提として、自前で何とかするという必要があります。そんな時に中小水力発電が使えるのではないかと思うのです。

勝山には佐久間ダム、保田には元名ダム、鋸山ダムがあり、農業用の堰もいくつも存在しています。

農業用の堰は明治以前より先人が作り上げてきた遺産であります。こういったところに中小水力発電の設備を作れば災害の時も町内のある程度の部分をカバーすることができます。

取水口のゴミ取りのメンテナンスを定期的にしないと発電できないタイプもあるのですが、例えばダムから浄水場に流れる途中に仕掛けてしまえば、メンテナンスコストも抑えることができます


町全体の電力をカバーできないにしても、水道の水を送り出すポンプの分だけでも発電できれば断水することはなくなります。発電量がある程度あるのであれば電気・ガス・水道が町の主要部で使えるようになります。

そうすれば役場の能力を本当に支援が必要な場所に集中することが可能になります。発電した電力を電力会社に売却することで将来に渡って町に利益をもたらすことも可能になるでしょう。


私自身はシステムエンジニアを本職にしており、出来る限り自動化/省力化するという発想でモノを捉えます。災害時の給水の手間を最低限に、水力発電によって自動化すると思うと、小保田や市井原、中佐久間の山の中にもGoogleMap上は農業用の堰のような存在が確認できました。

鋸南町のHPによると、町営水道はポンプの加圧施設が40か所以上あります。保田川、佐久間川に3つのダム、農業用の堰や小川の支流まで利用して、それらのポンプを稼働させる体制を整えることは頑張れば出来る気がします。
(地図にない小川を使った宮田の滝の川廻しなど、探せばもっとたくさん出てきそうです。)


初期投資はある程度かかるでしょうが、この災害を契機に国から何らかの支援を取り付けるように動いてみることも必要だと思います。


環境省 小水力発電情報サイト
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/shg/page04.html

地域における再生可能エネルギー事業の支援について - 環境省
http://www.env.go.jp/policy/local_keikaku/training2018/siryou/kankyo-7.pdf

人口1500人の村で小水力発電 環境省のグリーンファンドが9000万円出資
https://www.kankyo-business.jp/news/020100.php

経済産業省 資源エネルギー庁 【インタビュー】「日本の環境に適した小水力発電は、地域の活力を生みだすもとになる」―上坂博亨氏(前編)
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/interview11uesaka01.html

小水力発電によるビジネスが難しい理由は?
https://blog.eco-megane.jp/low-head-hydro/

機関誌『水の文化』28号 小水力の包蔵力(ポテンシャル)
http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/no28/

機関誌『水の文化』60号 地域おこしを支える「水への信仰」の記憶
http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/no60/07.html

水の風土記 環境と産業のバランスタウン〈都留〉~半都市化した中山間地が生き残るヒント~
http://www.mizu.gr.jp/fudoki/kotoba/001_tsurushi.html


ネットを調べてみると記事はいろいろ出てきます。初期導入コストが高いのと、水利権の問題で規制が入り組んでいるのが問題としてあるとのこと。ただ、浄水場や農業用水などの既存施設を活用する場合は比較的スムーズにいくようです。

何だか政権公約みたいなキャッチコピーですが「災害時の断水ゼロ!!」、これを目標に大規模に整備していくことは真剣に考えていいと思います。


鋸南町は現在、台風15号により町全体が大きな被害を受けています。
下記にて義捐金の受付を行っていますので、皆様のご支援をお願い致します!!

ふるさと納税:令和元年台風15号 千葉県鋸南町



ランキングに参加しています。よろしければクリックをお願いします。

人気ブログランキング
にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 千葉 その他の街情報へ
にほんブログ村

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント